本記事では私の妊娠初期に感じた身体の変化や心の揺れ動きについて、リアルな体験をお伝えします。
妊娠初期はつわりがつらかったり、「赤ちゃんは無事かな?」といつも不安だったり…。
私自身もたくさんの不安や悩みを抱えて過ごしていました。
今まさに妊娠初期で不安な思いをしている方にとって、少しでも参考になれば嬉しいです。
妊娠初期(〜15週)の心と体のリアルな変化
つわりの始まり
私は6週頃からつわりが始まりました。
よく「つわりの症状は人それぞれ」といいますが、私の症状としては以下の症状がありました。
・身体のだるさ
・空腹時の気持ち悪さ
・胸のあたりのムカムカ&胃液が上がってきそうな感覚(いわゆる”ゲップづわり”)
常に気持ち悪さがつきまっとっていました。
つわりの中でも特につらかったこと
食べ物・匂いへの敏感さ
今まで平気だった食べ物や匂いを受け付けなくなってしまいました。
少し口に含むだけだったり少し匂いを嗅ぐだけでも気分が悪くなる食べ物が徐々に現れました。
例えば、
・味噌汁
鰹節も受け付けなくなりダシ系の匂いで気分が悪くなりました。
・炊きたてご飯
湯気の匂いが苦手になってしまいました。食べること自体は可能でした。
・肉類のおかず
匂いを家具だけでも胃がもたれた気分になってしまい、ごく少量しか食べられませんでした。
・コーヒー
もともと習慣的に飲んでいたのですが、香りが苦手になってしまいました。
そもそもたくさん食べることもできなくなったのですが、
それにもかかわらず空腹になると気持ち悪くなる…という状態だったのでドリンクゼリーを飲んだり煎餅を食べたり飴を舐めたりしてしのいでいました。
この時期はたまご粥やきゅうりの浅漬、豆腐などサッパリしたものを主に食べました。
不思議だったのは焼肉は食べられたこと。いつもの自宅の食事では肉類は食べられないはずなのに、環境の変化なのか好みだからか美味しく食べられました。現金な身体です。
あくびやクシャミがトリガーになる吐き気
こちらはどのタイミングで起こるか分からなかったため常に怯えていました。
原因はわからないのですが、あくびやクシャミをすることで胸がドキドキしてきて突然吐き気に襲われることがありました。
家でも職場でも関係なく自然に起こってしまうものなので、職場で鼻がムズムズし始めたときはトイレに駆け込んでいました。深呼吸をして落ち着くのを待ちましたが、実際に吐いてしまったのは1度で基本的にはゲップや嗚咽が出て収まっていました。
メンタルと不安
赤ちゃんは大丈夫かな?という気持ち
この時期は赤ちゃんがとても小さいため、胎動はまだ感じられず検診までの日々が不安でした。
検診でNT(首のむくみ)を指摘されて…
検診でNT(胎児の首のむくみ)を指摘されました。当時NTが何かも全く分からなかった私はネットで調べ出てきた内容をみて不安になり更に調べて…とずっとスマホを見漁る検索魔になりました。
経過を見てもらったのですが、状況は変わらなかったため出生前診断も受けました。
母体の卵巣の腫れを指摘される
さらに検診にて私の卵巣の腫れを指摘されます。妊娠に伴い自然に起こる腫れもありその場合は徐々に落ち着いてくるようですが、私の場合は経過観察をしても腫れは収まらずMRI検査でしっかり診てもらうことになりました。
結果、万が一を考え手術をしたほうがいいということになり、お腹が大きくなる前に早めに…ということで検査をしてからあれよあれよという間に手術することになりました。
無事に手術は終わり赤ちゃんへの影響もありませんでしたが、術後の経過観察は慎重に行われ通常より長めに入院をしました。
この頃は、次から次へと不安材料が見つかりこの時期は一番心がボロボロになっていたと思います。
唯一の救いは、検査や入院で赤ちゃんの様子を頻繁に見てもらえたことでした。こまめに元気な姿を見られたことで、少し安心することができました。
仕事との両立
妊娠初期は不安定な時期なので、すぐに職場に伝えるというのもためらってしまいました。
職場に伝えるまでは仕事終わりに検診に行くなど、なるべく悟られないように行動していました。
ですが体調的に辛いし検診もあるし、早く伝えて配慮をしてもらいたい…という葛藤もあり、11週でまず上司へ報告しました。その後職場全体には上司から伝えてもらいました。地味にありがたかったのが、私が不在の日に伝えてくれたため「気がついたら職場全体に伝わっていた」ということです。報告のときにどんな顔をしていいか迷いますからね…。
その後はオープンに休みが取れるようになったり、体調面で配慮をしてもらい入院前は在宅勤務にしてもらったりと働きやすくなりました。
今考えると当時はつわりの影響で空腹に耐えられなくなっていたため、ドリンクゼリーやせんべい、飴などを常に食べている状態だったので薄々わかっていた人はいたかもしれません…。
人に言えない時期
気を遣わせたくないという思いから友人にもすぐには妊娠報告をしませんでした。
お店選びのときには生物メインのお店をなんとな〜く避けていったり、カフェではカフェイン飲料やアルコールが入ったデザートを避けたりと必死でした。
その後報告をしたら「いつもコーヒーを頼むのに不思議だと思っていた!」と言われました。やはり鋭いですね!
妊娠初期を振り返って思うこと
妊娠初期は喜びよりも不安のほうが大きい時期でした。検診で指摘を受けたときには、病院の待合室にいるお腹な大きな妊婦さんを見て「順調そうでいいな…」と羨ましく思ってしまったこともあります。
頭では「誰でも不安で悩みはある」ということは分かっていたのですがどうしてもネガティブな気持ちになってしまいました。
今ではその時の経験が力になっていて、もし同じように悩んでいる人や困っている人がいたら自分の経験を伝えたいなと思います。
本記事が参考になっていましたら幸いです。
ここまで読んでいただきありがとうございました!
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